異動、育児、復職。
すべての経験が、
今の私をつくっている。

入社14年目
久世 郁乃
Ayano Kuse
商品開発部 商品開発グループ
2009年入社 農学部 卒

学生時代に打ち込んでいたこと

大学では農学部に所属し、実験や課題が多い中、教職課程も履修しました。さらに、忙しい授業の合間を縫って、複数のアルバイトを掛け持ちし、個別指導塾の講師のアルバイトは大学1年生から卒業するまで続けました。大学4年生の春には母校への教育実習も経験。中高の理科の教員免許を取得しました。今振り返ると、多少困難なことや迷いがあることでも、「興味があれば、とりあえずやってみる」という考え方は、学生時代に身についたものだと思います。

入社の決め手

教育実習や個別塾講師のアルバイトなどの経験から、「人と密につながりのある仕事がしたい」と考え、人の生活を支えながらお客さまと長く深くお付き合いできる生命保険業界を選びました。その中でも大樹生命を選んだのは、面接などで社員の方々にお会いするたび、人の魅力を感じたからです。また、若いときから裁量のある仕事を任せてもらえ、男女関係なく長く活躍できる環境が整っていることも決め手となりました。

入社1年目

2009年5月 多摩支社 職員(※現在の東京西支社)

支社での3年間では、各営業部の業績分析から会議や研修などの資料作成、行事運営、新人営業職員の採用・研修など、様々なことに挑戦させてもらいました。採用段階から携わった営業職員の営業活動に同行し、最終的にお客さまにご納得いただいた内容でご契約いただけたときはうれしかったですね。まさに、「人と密に寄り添いながら役に立てている」と感じることができました。また、支社にはスタッフ、営業部長、営業職員など、異なる立場の方が大勢いらっしゃり、その方々のサポートをする際は「この人は何に困っているのだろう」と常に相手の立場になり、先回りして考えるようにしました。この習慣は現在でも非常に役立っていると思います。

入社4年目

2012年4月 事務統括部 新契約業務開発グループ 職員
(※現在のお客さまサービス統括部 新契約サービス設計グループ)

入社4年目で本社配属となり、事務統括部へ着任しました。想定していなかった部署への異動であったため、非常に驚きましたが、「ここでの仕事は、将来的に多方面で役立つから」と言われ、挑戦がスタートしました。担当した業務は、お客さまが当社の保険に加入される場面における手続きやそのためのシステム、事務の企画設計、まさに生命保険という商品の骨組みをつくる仕事。その中で、私は支払率などのデータ集計をして、危険選択における引受リスクの検証や適正化などを担当しました。医学関連の専門知識やデータ分析力の習得に苦労しましたが、この部署で得た知識や経験、築いた人脈は、上司の話していた通り、現在の商品開発部での仕事に非常に活きています。

入社6年目

2014年9月 商品開発部 商品開発グループ 副長

以前から希望していた商品開発部へ異動。本当にうれしかったですね。ついに、商品開発や改訂に関わる幅広い業務に携わることになりました。とくに印象に残っているのは、現在の主力商品である「大樹セレクト」の開発に関わったこと。異動したばかりの頃は先輩たちの打ち合わせのスピードに付いていけず、打ち合わせ後にとにかく何でも聞いて回ったことを覚えています。また、発売直後に販売動向を分析した際、営業現場の活動が飛躍的に活性化していたことがデータに表れており、営業現場やお客さまに与える影響の大きさを目の当たりにし、新商品発売に携われたことに改めてやりがいを感じました。

入社10年目

2018年10月 産休・育休を取得

この部署に異動してから5年目に産休・育休を取得することになりました。産休前は「戻ってきて同じように仕事ができるだろうか」という不安もありましたが、同じ部署に産休・育休を取得した女性の先輩が多くいたため、その思いはすぐ払拭できました。また、1年半の育休を取得した後、フルタイムで復帰したのですが、この決断も、フレックスタイム制度と在宅勤務制度を活用しながら仕事と子育てを両立している先輩たちの姿を事前に見ていたことが大きかったですね。とはいえ、制度だけ整っていても、周囲のフォローがなければ両立はできません。嫌な顔ひとつせずにサポートしてくれた部署の皆さんには大変感謝しています。また、育休前に比べて時間の使い方がうまくなったと思います。仕事も育児もすべて自分一人でやり切ることは不可能なため、何事にも優先順位をつけ、「自分がやるべきことは何か。誰かに頼れることはないか」と常に先を見据えて取り組むようになりました。

入社13年目

2021年3月 商品開発部 商品開発グループ 課長

復職して1年以上が経ち、この年から商品開発のプロジェクトリーダーを務めています。保険商品が世の中に出るまでには多くの工程があり、商品開発部内の議論はもちろん、事務、システム、企画、営業部門などの各分野の有識者たちとも何度も議論を重ね、ときにはお互いの折衷案も見出しながら、まとめ上げていく必要があります。それぞれの立場になって考えることが求められるのですが、入社以降に様々な経験をしてきたことが役に立っていると感じると同時に、商品開発部では視野を広げることや、改めて相手の立場にたつことの大切さなど、多くのことを学び、日々成長を実感しています。また、この年、グループ会社の社内起業プロジェクトにも応募しました。育児中かつ商品開発も佳境に入る中、私を快く送り出してくださった上司や周囲のメンバーには本当に感謝しています。やる気があれば挑戦させてくれるという当社の姿勢も、ありがたいですね。

これからの
キャリアイメージ

自分自身のキャリアを振り返ると、大樹生命に入社していなければ挑戦できなかったこと、経験できなかったことが多くあり、もしこの会社に入っていなければ、今の私はいないと思います。今後のキャリアに関しては、現状に満足せず、さらに幅広い分野に積極的に挑戦していきたいと考えています。そして、人生100年時代、これからも世の中が求めるものを敏感に感じ取り、お客さまにどんな価値を提供できるのかという視点を持ちながら、「大樹生命だからこそできることは何か」を追求し、実現していきたいと思っています。