システムの進化が、
従業員の
働きやすさをつくり、
お客さまの価値となる。

コーポレートスタッフ(IT)部門 総合職
河野 克真
Katsuma kohno

システム企画部システム企画グループ
2009年入社 経済学部 卒

※インタビュー内容は取材当時の内容となります。

入社の決め手

人々の人生に寄り添えるサービスに携わりたいという思いから、金融業界を中心に就職活動をしていました。その中で大樹生命に興味を持ったのは、働いている従業員の方々の人の良さを感じたからです。当時、私は九州で選考に参加し、福岡支社の若手社員や人事の方に面接をしていただきましたが、一学生に過ぎない私の話を「こんなにも親身になって聞いてくれるのか」と感動したのを覚えています。私も自然と心がほぐれ、気づいたら悩みや相談を打ち明けていました。そして、就職活動で感じた大樹生命の人の良さは、入社してからも変わりません。この会社には、自分の役割を超えて、周囲の人の課題にもチームで取り組んでいく姿勢が根付いています。そんな光景を見るたび、今でもこの会社に入ってよかったと実感します。

Career Path

入社1年目長崎支社

新入職員研修の後は、長崎支社へ配属となりました。まずは営業部の支援をしながら、当社の体制や保険に関する基礎的な知識を身につけました。2年目以降は、営業職員とともに営業活動も行っていました。

入社4年目大樹生命アイテクノロジー株式会社出向

希望していたシステム部門へ異動となり、グループ会社である大樹生命アイテクノロジー株式会社へ出向。知識ゼロからのスタートだったので、参考書を読みあさったり、保管されている設計書などを読み込み、"人生で一番"といえるほど勉強した期間でした。

入社11年目

大樹生命へと帰任し、主に社内のシステム企画などを担当。各部門からのヒアリングを通じて要件をまとめ、大樹生命アイテクノロジーとも連携を取りながら、システム導入の取りまとめなどを行います。

いまの仕事について

利便性と
セキュリティの観点から、
社内システムの開発や導入、
運用を行う。

いわゆる「業務効率化」や「社内DX」と呼ばれる、全社的な社内システムに関する業務を担うのが、私たちの部署です。たとえば、各部門で利用するインフラシステムの選定や開発、そして導入後の効果検証まで行っています。ケースによっては、新たにシステムやインターフェースを開発していくこともありますし、最適な外部サービスを選定し、信頼性を調査した上で導入することも。また最近では、システムに影響を与えるリスクに関する業務も並行して担当し、サイバーセキュリティの観点からシステムを安定的に運用できる体制構築にも携わっています。システム障害や情報漏洩の予防策、万が一トラブルが起きてしまった場合の対応などは、システム導入段階から細かく考えておかなければいけません。さらに、外部サービスを導入する場合には、サービスのセキュリティ面だけでなく、ベンダーの持続性、信頼性といった観点からも審査を行い、システム導入に関するリスク低減を徹底して行っています。

この仕事の魅力

お客さまと携わる
従業員の土台を支える、
縁の下の力持ちとして。

システム部門が担うのは社内システムに関する領域であるため、一見すると、お客さまに直接貢献できる業務には見えないかもしれません。ですが、実は最前線で働く営業職員をはじめ、サービス、商品、プロモーションなど、お客さまに直接関わる従業員の仕事を土台から支えている重要な役割だと、私は思います。社内システムの課題を解決すれば、各部門の働き方が改善され、お客さまへの貢献度を高めることにもつながる。いわば縁の下の力持ちのような仕事だと思います。また、システムやセキュリティの分野は日々、新たな技術や知識が登場し、既存の技術に関しても勉強しなければいけないことが山ほどあります。仕事で安定したパフォーマンスを発揮するためには、絶えず勉強して自分自身をアップデートしていかなければなりませんが、だからこそ今の自分には想像もできないような、ワクワクするようなことを実現できるチャンスもあります。身に付けた知識と社内の課題が結びつき、解決策が見えたときは、大きな喜びを感じる瞬間です。

私のターニングポイント

出向経験で得た視点から、
自分たちの使命を再確認した。

私にとってのターニングポイントは入社4年目、大樹生命アイテクノロジーに出向したときです。それまで支社で営業サポート業務を行なっていた私にとっては、仕事の熱は当然、直接お客さまに向けるべきだと考えていました。ですが、出向先で社内システムに関する業務と向き合うようになり、「必ずしもそうではないんだ」という思いが芽生えてきました。どれだけ「お客さまのため」という思いが強かったとしても、自分たちの働き方が充実していなければ、お客さまに喜びを届けるのは難しいと思うようになりました。だからこそ、大樹生命の従業員の働き方を充実させるため、社内システムを安全に、安定して運用することが大切なんだ、と。会社全体を俯瞰して、そのことを客観的に捉えられるようになったのは、今でも大きな変化だと実感しています。

大樹生命で働く魅力

思いやりや意識の積み重ねが、
大樹生命の人の良さに。

入社前から感じていた大樹生命で働く方々の「人の良さ」は、15年経った今でもまったく変わっていません。以前、こうして社内で感じている「人の良さ」の正体が一体なんなのか、私も考えたことがあります。そして辿り着いたのが、「思いやり」と「意識の高さ」でした。たとえば、導入するシステムを検討するとき、「わからないからやっておいてよ」ではなく「一緒に考えていきましょう」と言ってくれます。相手の立場になって、抱えている課題を自分事のように考える習慣が、会社の文化として根付いていると思います。そして、そういう関係を築くための最初の一歩が、お互いに気持ちのいいコミュニケーションをすること。私自身、出向から帰任後、多くの部署の方々とコミュニケーションを取るようになって、その大切さを実感しました。特にシステム関連の話は専門的になりやすいので、どうすれば相手に伝わるかは常に意識しなければいけません。そうした小さな思いやりや意識の積み重ねが、大樹生命の強みを形づくっていると思います。

仕事で大切にしていること

価値を最大化するため、
絶えずアンテナを張り、
学び続ける。

もし、システムやインターフェースの改善で業務を効率化し、すべての従業員の業務が一日10分ずつ短縮できたら、その10分を、お客さまにより良い商品やサービスを提供するために使うことができます。私たちの仕事は、間接的ながら、それだけお客さまに貢献できるポテンシャルがあります。その価値を最大化するためにも、私たちは常にアンテナを張って、新しい技術やセキュリティの知識、各部門の状況などをつぶさにインプットしなければなりません。今は、案件がスタートするときにシステムの利用部門から相談が持ち込まれるケースと、私たちが改善を提案するケースが半々ですが、今後はより提案の割合を増やし、積極的に会社を良くしていきたい。「現状維持は衰退」といわれることがありますが、システム部門はまさしくその言葉のとおり。その気持ちを忘れず、常に自分を磨き続け、入社前に抱いた「お客さまの人生に寄り添う」という意志を貫きたいと考えています。