トップメッセージ

ご挨拶
平素より、大樹生命をお引き立ていただき、誠にありがとうございます。
当社は、「いつの時代も、お客さまのためにあれ」という創業の精神を大切にし、現在でも、その「お客さま本位」の精神は変わることなく誇りと伝統をもって全従業員に脈々と受け継がれています。そして、相互扶助の精神に基づく生命保険事業の本質を自覚し、その社会的責任を全うするため、まごころと感謝の気持ちをもって、常に契約者に対する最善の奉仕に徹することを経営理念に掲げ、お客さまの生活の安定と向上に寄与すべく努めています。
大樹生命について
当社は、2016年の日本生命との経営統合を経て、2019 年、社名を「大樹生命保険株式会社」に変更しました。
社名には、「大地にしっかりと根を張り、晴れの日も雨の日もお客さまを守り、よりそい、多くの人が集まってくる保険会社を目指そう」という想いを込めています。
2021年度には、全役職員が共有する大切な価値観である「大樹生命バリュー」を策定しました。
これからも、「大樹生命バリュー」を胸に、当社の経営理念と、社名に込めた想いの実現に向けて、全役職員が一丸となって取り組んでまいります。
【大樹生命バリュー】
一、 私たちは、常にお客さまの立場で考え、迅速・丁寧・誠実に行動します。
一、 私たちは、互いの個性を尊重し、助け合い、高め合い、成長します。
一、 私たちは、高い倫理観を持ち、よりよい社会の発展に向けて、挑戦し続けます。
お客さま本位の業務運営の徹底
全国に展開する62支社427営業部・営業室に在籍する営業職員が長きにわたり、各地にお住まいのお客さまと築き上げてきた“信頼関係”、“つながり・絆”は、一朝一夕には手に入らない当社の最大の財産であり、営業基盤です。また、三井グループをはじめとする多くの企業さまとの長年にわたる関係も、当社の重要な財産です。さらに、前述の日本生命との経営統合により、当社と日本生命のそれぞれの強みを伸ばしながら、商品・サービス等、さまざまな領域で日本生命グループ一体となって、多様化するお客さまのニーズにお応えできることも当社の強みです。
そして当社は、「お客さま本位の業務運営に関する方針」に基づき継続的な取組みの強化・充実を図っています。
これらを踏まえ、2024 年度から2026 年度を対象とした「中期経営計画2026」では、従来以上に社会やお客さまに貢献し続けるため、「お客さまの将来不安を安心へ変え、多くのお客さまから必要とされ、選ばれ続ける会社」を目指すとともに、その実現に向けて、価値提供の強化に向けた取り組みを進めています。また、人口減少が進む世の中においても、お客さまへの価値提供を支え続けられる経営基盤を構築してまいります。
今後もあらゆる業務分野において、お客さま本位の業務運営の推進に努めてまいります。
人的資本経営
当社は、社会とお客さまへの持続的な価値提供には、経営基盤を支える人的資本の充実が不可欠との認識に立ち、人材育成方針および環境整備方針を定め、さまざまな取組みを進めています。
具体的には、人材育成面については、多様性に富んだ人材の確保に向けた採用活動の複線化に取り組むとともに、人材の多様化に対応する教育・研修体系の構築等を推進しています。また、環境整備面については、従業員エンゲージメント向上を通じた能力発揮最大化を図るため、人事評価運営の見直しや処遇向上、健康経営の推進等に取り組んでいます。
特に、健康経営の推進に向けては、「従業員一人ひとりがいきいきと働く活気ある生命保険会社」を目指し、従業員自身によるセルフケアおよび管理職向けのラインケアの継続的な実施や、婦人科がん検診の費用補助、運動習慣の定着等にも取り組んでいます。
これらの取組みに加えて、2020 年度からスタートした「“人の大樹” プロジェクト」では、従業員エンゲージメント向上を通じて、お客さま満足度を向上させ、企業価値の持続的成長につなげる好循環の実現を目指し、「上司と部下の関わり強化」「成長のための主体的な学びの支援」「成長のための土台づくり」の3つを柱に、全社横断的な取組みを推進しています。
サステナビリティ経営
当社はさまざまな社会課題が深刻化するなか、これまで以上にお客さまや社会の期待に応え、貢献していくため、「人」「地域社会」「地球環境」という3つの領域、「人生100 年にわたる安心・安全の提供」「希望に満ちた未来世代を育む」「多様性と人権の尊重」「活力あふれる地域社会の創出」「豊かな地球を未来につなぐ」という5つのサステナビリティ重要課題を設定し、さまざまな取組みを進めてまいります。
具体的には、保険商品・サービスの提供や人的資本経営の推進をはじめとした「人」領域の取組み、および全国に展開する営業職員を通じた中小企業のサポート等の「地域社会」領域の取組みを進めています。
また、「地球環境」領域では、2030 年度のCO₂排出量を2013 年度対比51%以上削減することを目標に掲げ、営業用ビル・事業所の省エネ対応や、紙使用量の削減の取組みを進めてまいります。加えて機関投資家としての責任を果たすためにESG 投融資にも力を入れるとともに、全国のお客さまに苗木をお届けする「苗木プレゼント」等の全社運動にも引き続き取り組んでまいります。
むすびに
当社は、2027年3月に創業100周年を迎えます。
創業100周年およびその先に向けて、今後も変わらずお客さまによりそう「BEST パートナー」であり続けるため、誠心誠意努めてまいりますので、引き続き、皆さまからの一層のご支援、ご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申しあげます。