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教育コラム

Vol.18

入院長期化の恐れがある生活習慣病 経済的負担への備えを

2023.06.13

最新がん統計

医療技術の進歩などにより、入院期間は短期化する傾向にあります。厚生労働省の「2020年患者調査」によると、退院患者の平均在院日数は32.3日。前回調査(2017年)よりは若干延びましたが、それでも30年前に比べると、入院期間は約12日短くなっています。

病院の推計退院患者の在院日数をより細かく見てみると、7割近くの人が2週間(14日)以内に退院していることがわかります。ただ、そうしたなかでも症状が重篤化したり、治療などに時間を要したりすることのある生活習慣病では、相対的に入院が長期化する場合もあります。

病院の平均在院日数(一般病床)

同じ「2020年患者調査」で主な生活習慣病の平均在院日数を見ると、脳血管疾患77.4日、高血圧性疾患47.6日などは平均を大きく上回る入院日数となっています。また、平均は下回っているものの、糖尿病の在院日数もやや長めの30.6日です。いずれも高齢になるとさらに在院日数が延びる傾向にあり、65歳以上に限ると、脳血管疾患は83.6日、高血圧性疾患は53.4日、糖尿病は40.7日となっています。

脳血管疾患は脳の動脈に異常が生じることで発症する病気の総称で、脳卒中が代表例です。脳の血管が狭くなったり、詰まったりすることで起きる脳梗塞や、脳の血管が破裂するくも膜下出血などがあります。血の塊を薬で溶かす薬物療法のほか、カテーテルという道具を挿入して血の塊を削り取ったり、頭皮を切開して破裂した動脈瘤の付け根から血液が流れないようにする開頭クリッピング術を行ったりする場合もあります。患者の負担が大きい手術となり、入院期間が長期化する要因になり得るのです。

入院が長期化すると、差額ベッド代や食事代だけでも高額になることがあります。また、生活習慣病にかかる前と変わらない生活水準を維持するための生活資金も余分に必要になることも考えられます。預貯金を取り崩したり、家族に生活の心配をさせたりしないためにも、入院時の経済的負担には保険で備えておきたいですね。

「まいにち医療サポート」を発売

大樹生命は日額給付型入院保障の新たな特約「まいにち医療サポート」を発売します。重篤な生活習慣病などの長期入院に対して、入院日数に比例した給付金を支払日数無制限でお支払いします。

「まいにち医療サポート」は、医療一時金サポートなどの特約にオプションとして大樹セレクトに付加可能で、生活習慣病による入院を支払日数無制限で保障する「生活習慣病型」、がんによる入院を支払日数無制限で保障する「がん型」、がんを含む女性特有の病気での入院を支払日数無制限で保障する「女性疾病型」に分かれます。

長期にわたる入院期間中、個室などのより条件の良い入院環境で治療に専念しようとすると、入院日数に比例してかかる差額ベッド代などの自己負担費用が高額になることがあるため、そうした医療実態に即した保障を行う商品です。

医療一時金サポート[総合医療サポート特約023【基本保障型】]、まいにち医療サポート[疾病特定型入院特約023]を付加できるのは、大樹セレクト(無配当保障セレクト保険)です。特約の付加にあたっては、所定の要件があります。

詳しくは、「大樹セレクト商品パンフレット」をご覧ください。ご検討にあたっては、「設計書(契約概要)」、「特に重要な事項のご説明(注意喚起情報)」、「ご契約のしおりー約款」を必ずご覧ください。

ファイナンシャルプランナー 田中香津奈

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