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マネーコラム

Vol.103

「値上げ時代」を賢く生きる
お財布に優しい省エネ・節電ライフ

2022.08.01

飲食料品や日用品など生活必需品の値上げラッシュがとどまるところを知りません。なかでもエネルギー価格の高騰は深刻で、石炭やLNG(液化天然ガス)を燃料として使う電気料金も値上げ基調が続きます。東京電力の例でみると、2022年7月の平均モデルの電気料金は8871円で、1年前に比べて1900円近く上昇している計算です。また、電力に関しては需給のひっ迫も深刻で、政府は6月に「全国規模での節電」を呼びかけています。

厳しさを増す家計を少しでも楽にするため、そして停電という不測の事態を招かないため、さらには地球温暖化を防止するためにも今こそ、省エネ・節電ライフが求められているといえるでしょう。具体的にどのように進めたらいいのか、経済産業省・資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」が詳しく紹介しています。

まずは、どの家電製品の消費電力が大きいのかを確認してみてください。下のグラフは夏季の電力消費割合で、①エアコン、②冷蔵庫、③照明、④炊事、⑤給湯の順になっています。ちなみに冬季は①と②は同じで、以下が③給湯、④照明、⑤炊事の順。いずれもこの5つで全体の約4分の3を占めていますので、これらの製品の節電を優先して検討してみましょう。

たとえば、エアコンなら夏の冷房時の室温は28℃を目安にする、フィルターを月に1回か2回清掃する。冷蔵庫の場合、詰め込み過ぎていた食品類を半分にする、庫内の温度設定を「強」から「中」や「弱」にする(ただし、食品の傷みに注意)。照明器具なら54Wの白熱電球を9Wの電球形LEDランプに交換する、点灯時間を1日1時間短縮する、といった具合です。

同ポータルサイトではそれぞれの省エネ効果を年間の電気料金の節減額で示していますので、ぜひ参考にしてください。

家庭における家電製品の1日の電力消費割合(夏季)

かづな先生の今月のおさらい

近年の家電製品はエネルギー消費効率が大幅に向上しており、そうした製品への買い替えも節電に貢献します。「省エネポータルサイト」によると、冷蔵庫(2019年)は10年前に比べ約40~47%、テレビ(同)は9年前に比べ約42%、エアコン(同)は10年前に比べ約17%、それぞれ省エネ性能が上がっています。自治体によっては、省エネ性能の高い一部家電製品の買い替えに補助金を支給しているケースもありますので、お住まいの自治体について調べてみてください。

田中 香津奈

田中 香津奈

株式会社フェリーチェプラン代表取締役。ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士。テレビ・ラジオ出演、雑誌への執筆、講演・セミナーなど多彩な活動を展開。

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