Vol.127
マネーコラム
ルールを決めてお金の管理を!
- 当社からファイナンシャルプランナーの先生等に依頼し、執筆いただいた記事を掲載しております。
- 各コラム内の情報は掲載当時の情報です。

2人で新生活を始めたらすぐに、お金の管理や分担などのルールを決めよう
パワフルな貯蓄づくりは家計のやりくりにヒント有り
共働き夫婦の家計相談でよく見かけるのは「費目別支出パターン」です。夫が[家賃]と[水道光熱費]、妻が[食費]と[衣服代]というように費目ごとに家計を分担すれば、自分のお金を相手に見せる心理的ストレスも少なく合理的に感じ、始めた当初は最善の方法に思えるようです。けれども、この例の場合、電気代が上がれば夫の不満に、また、子どもの成長に合わせて食費や衣服代がかさみ続けると妻の不満につながりがちになります。その上、貯蓄が相手頼みになりやすく、住宅購入時にふたを開けてみたら2人とも貯められておらず頭金を出せなかったなど、後になって家庭内の不協和音につながりやすい傾向が見られます。
これが、「片収入でやりくりパターン」の家庭であれば、ハイペースな貯蓄形成がしやすく、貯蓄担当の妻が妊娠・出産でしばらく働けないといった場合でもやりくりに支障が出ません。また、「一元管理パターン」もひとつの財布でやりくりするので管理がしやすく、お金を効率的に回せるメリット大。夫婦のお金を共有してやりくりする姿勢が、貯蓄を築く秘訣と言えそうです。
Point
ライフプラン全体から考えれば、子どもがいないときがひとつの“貯めどき”。
夫婦のお金のルールを決めて効率的に貯蓄を築こう。
