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マネーコラム

Vol.124

人生にかかるお金はいくら?

2024.05.01

将来に不安を感じたら、先々のお金の全体像をつかむことが、不安解消のはじめの一歩です。

イザというときのお金の相場を知っておこう

「あぁ、お金の準備をしっかりしていれば良かった」と思うタイミングは、人生で意外と多いものです。たとえば、毎月のやりくりのなかで大きな割合を占める“家賃”を、このままずっと払い続けるのをもったいなく感じて、急に家を買いたくなったという人は少なくありません。

下図の「住宅購入資金」の欄を見ると、家の値段の相場は、戸建て(建売住宅)なら約3,719万円、マンションでは約4,848万円が平均値。家は住宅ローンを組んで買うのが一般的なため、戸建てなら約318万円、マンションでは約988万円程度の手持ち金を貯蓄で用意できていれば、住宅購入を思い立ったときに前向きになれます。「いつかは戸建てを買いたい」という希望があるなら、毎年50万円を目標にして積み立てを始めれば、6年後には手持金の準備ができます。

このように、先々にかかるお金の概算を知ることは、自然に“心”と“お金”の準備を整えます。まずは、人生にかかるお金の相場を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。

竹下さくら

竹下さくら

CFP®、1級FP技能士。ライフプランをベースにした個別相談を主軸に、講演・執筆等を行う。

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