マネーコラム

Vol.128

家計簿を付けるメリットと長続きさせる“手抜き”技

2024.09.01

親世代のような完璧な家計簿をまねしない! 自分に合う“手抜き”技を見つけよう

家計簿上手な家庭では自然と貯蓄が増えている

家計簿を付ける一番のメリットは、自分のお金の使い方の癖がわかること。どの項目の出費がとくに多いとか、1年間で外食が増えるのは○月…… といったことがあらかじめわかっていると、無駄な出費を抑えられます。とはいえ、家計相談の際に「時間がなくて家計簿を付けていない」ことを恥ずかしそうに申し出る共働き家庭が多いのも事実。年末に書店に並ぶ家計簿を買ったものの、今年も三日坊主だったというのは、あなただけではありません。そんなときは上手に“手抜き”をして家計簿を付けてみてはいかがでしょうか。

紙の家計簿で取り組みたい場合は、家計簿に書き込む項目を絞ったり、市販の家計簿ではなく普通のノートを使ったり、スクラップブックを使うと長続きしやすいようです。最近は、家計簿アプリもかなり進化してきており、レシートの読み取り機能付きで家計簿への記録もラクラクです。加えて、クレジットカードや複数の口座情報とも連携可能で資産全体の管理までできるアプリも登場。夫婦・カップルで口座管理ができるものもあるので、ニーズに合ったものを選んでみてはいかがでしょうか。

Point

家計簿の究極の目標は「貯蓄」を増やすこと。
家計簿が苦手な方は、毎月の貯蓄額を付けるだけの“貯蓄簿”から始める方法も。

竹下さくら

竹下さくら

CFP®、1級FP技能士。ライフプランをベースにした個別相談を主軸に、講演・執筆等を行う。

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