Vol.143
マネーコラム
キャッシングとカードローン
- 当社からファイナンシャルプランナーの先生等に依頼し、執筆いただいた記事を掲載しております。
- 各コラム内の情報は掲載当時の情報です。
どちらも“カードでお金を借りる”ための手段
「キャッシングとカードローンでは、カードローンの方がまずい」という認識の人も少なくありませんが、大まかにいえば、どちらもカードを使った借金であることに変わりはありません。 利息制限法第1条によって、借入金額に応じて年15~20%もの上限金利が定められており、ショッピング機能とともに提供されるのが「キャッシング」、お金の借り入れに特化しているのが「カードローン」です。
まず、クレジットカードの「キャッシング枠」は、クレジットカードでお金を借りられる上限額のことで、キャッシング枠が付帯されていれば、その範囲内で繰り返し借り入れができます。総利用枠が100万円のクレジットカードで30万円分のキャッシング枠を利用した場合、ショッピング枠で利用できるのは70万円までとなる仕組みです。
一方、「カードローン」は、銀行や消費者金融等の金融機関が提供する個人向けの融資サービスのことです。クレジットカードで分割払いを選んだ場合もカードローンを使っていることと同様で、どちらも返済回数が増えるほど利息負担は大きくなり、たとえば100万円を36回払いするケースでは、24.8万円( 適用金利15.0%の場合)もの利息を負担する計算になります。
Point
普通預金の利息が年利0.2%という今の時代に、キャッシングやカードローンの借り入れには年利15~20%が適用されることも。使わないで済む家計づくりが重要!