Vol.145
マネーコラム
[妊娠・出産]不妊治療の費用はどれくらい?
- 当社からファイナンシャルプランナーの先生等に依頼し、執筆いただいた記事を掲載しております。
- 各コラム内の情報は掲載当時の情報です。
不妊を心配したことがある夫婦は約2.6組に1組※
「不妊症」とは、妊娠を望む健康な男女が、避妊をしないで性交をしたにもかかわらず、1年間妊娠しない場合のこと。不妊の原因は女性にあると思われがちですが、世界保健機関(WHO)によれば約半数は男性に原因があることがわかっています。そのため、今は、子どもを望む家庭であれば、早めに不妊治療を始める時代になっており、約4.4組に1組(22.7%)※の夫婦が、実際に不妊の検査や治療を受けています。
さて、一般的な不妊治療の流れは下図(左)の通りで、上から下へ治療を進めます。1回当たりの治療費は平均で人工授精が約3万円、体外受精が約50万円で、2022年4月からは公的医療保険の適用が認められ自己負担額は原則3割です。ただし、体外受精の保険適用は、治療開始時に女性が40歳未満なら6回まで、40歳以上43歳未満は3回までという規定があります。また、妊娠率・着床率が上がる先進医療を利用する際の費用は全額自己負担です。
現在、体外受精で誕生した子どもが全出生児の1割(10.0%)※を占めています。そのため、多くの自治体では不妊治療に関し下図(右)のような助成を実施していますが、自治体によって内容にばらつきがあるため、住んでいる自治体の助成制度を調べることが大切です。
※[出所]厚生労働省「不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック」令和7年3月
Point
治療は複数回にわたり、長期に及ぶことも多いのが現実。
いつまで、いくらまで続けるのか、開始前に夫婦で意見のすり合わせをしておくことが大事です。